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  • 塩ノ谷 佳奈/会社員

    KANA SHIONOYA

MANTIS 26 | 2010

私の思い出のアークテリクスは、「マンティス 26」です。高校生のころから今までの十数年間、ずっと「マンティス 26」を背負ってきました。高校時代、大学時代、社会人になってからと、ひとつずつ新しいマンティスを迎えたので、思い出は3代にわたります。青春時代の日々を過ごし、たくさんの経験を共にしてきました。

初めて背負ったのは高校1年生の時。洗練されたデザインと機能性に惹かれ、お年玉を握りしめて憧れの「マンティス 26」を購入。まさに、マイファースト・アークテリクスでした。初めて背負って登校する時のワクワク感、無敵のギアを装着して無双モードの気持ちを今でも覚えています。私服の高校だったので、ジーンズ、ワンピース、ジャージ、なんちゃって制服のミニスカート……どんな服装でも鞄はいつも「マンティス 26」でした。猛ダッシュで駆け下りる登校中の坂道、学校帰りのデート、友達とミスドでダべった放課後、打ち込んでいたダンスの練習……いつも一緒に過ごしていた「マンティス 26」。机の中に溜め込んだ教科書でさすがにはち切れそうになったこと、ダンスウェアが多すぎて半開きのまま帰ったこと、悔しくて大泣きした時はお腹に抱えて涙でビショビショにしたし、電車で寝過ごした日はよだれまみれにしたことも。あの時はごめんねと素直に謝りたいと思います。文化祭でつけてしまったオレンジのインクは残ってしまったけど。

そして、いろいろな場所へ行き、たくさんの経験も共にしました。仕事で初めてFUJI ROCK FESTIVALに行った時、一人でニューヨークへ行った時、ビヨンセが見たくてCoachella Festivalの大砂漠に挑んだ時。旅の思い出にはいつも「マンティス 26」が一緒でした。

「素敵な靴は、あなたを素敵な場所へと連れて行ってくれる」というけれど、私にとってはそれがバックパックで、「マンティス 26」でした。3代とも今もきれいで、大切に保管しながら、シーンや色味に合わせて選び使用しています。いつも背中に寄り添い安心感をくれ、ときに背中を押してくれる、私の大切な相棒です。

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