• ARC’TERYX MUSEUM

  • NEWS

  • OUTLINE

    • Exterior

    • Who We Are.

    • Product Innovation

    • ARC’HIVES

    • ReBIRD™︎

  • INFORMATION

  • EVENTS

  • BRAND PURPOSE

028

  • 岡田 龍/自営業

    RYU OKADA

M30 | 2006

20歳過ぎから友達と行っていたスノーボード。自由に行動できる社会の大人たちの仲間入り。お互いの仕事の都合をつけて行く雪山。お金はそんなにないから、ひたすら下道ドライブでワクワク感を求める時間。若いって素敵。合言葉は「ゲレンデに雨が降っているなら高いところへ!」。

2004年頃、仕事で知り合った人たちと一緒に滑るようになりました。2年も経つと、DVDでしか見たことのないパウダーに憧れるようになるものの、情報は乏しく、昔少しやったことがあるという人を巻き込んで、仲間と一緒にライトなバックカントリー体験をしてみよーってことになりました。

場所は、妙高杉の原。ゴンドラやリフトを乗り継ぎ上へ上へ。最終到達点からは文明の利器はなく、上に行くには自力で登る。日常から運動していない人たちのライトバックカントリーは、標高にしたら100m足らずを登ったところからパウダーを求めて滑り、中腹のゲレンデに復帰するってコース。声が漏れるぐらいの体験。

そこから、最低限必要な道具は必要だと、ストックと板を担げるバッグを買いにお茶の水へ。店を見回しても、バッグはあまり種類がありませんでしたが、家に帰って調べたら、その中で気になったモデルが、初の止水ジッパーを産み出したメーカーのものだと認識して、「コレダ!」と購入に至りました。早く山で使いたいというワクワクが強かったように思います。そのうちに、自分たちが杉の原の頂上にたどりつくには、さらなる装備が必要だとだんだん理解し、スノーシュー、アイゼン、ビーコン、ほかにも少しずつ揃えていきました。

2008年頃からは、立山黒部に毎年行くようになり、ほかのバックカントリーにも行動範囲が広がりました。板を背負ってラッセルで登り、スノーシューを背負って滑るのもこのバッグと一緒。ずいぶん古くなったけど、登りにも滑りにも集中でき、フィット感もよくて頑丈。今でも問題なく板を付けて使え、雪山シーズン以外でも常に使用しています。ある時は旅行で、ある時は日常で、夏山登山では小さかった子どもの寝場所になりました。子どもがスノーボードデビューしてからは、自分は滑らず、板を背負って走って追いかける感じですが、今現在も、愛用品のナンバー1です。

bg