15年ほど前、新宿にあった「ラルゴ」に行った時に、お店の人に「買わなくていいからとにかく着てみなさい」と命令口調で言われて、袖を通したのがアークテリクスのジャケットでした。軽さと、フィットさせても視界を一切遮らないフードに感動して、「今は手が出ないけれど将来絶対に買おう」と心に決めました。

時を経て、ようやく手に入れたのがこのジャケット。今シーズンで8年目になりますが、数年前にシームテープが剥がれたのを修理したぐらいで、大きな損傷もなく今もメインで着用しています。ｰ20℃近い蔵王の山、主な活動拠点である檜枝岐エリアなど、バックカントリーの厳しい環境で問題なく活動できるのは、このジャケットのおかげです。