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020

  • 岡 伊彦/グランパース代表

    YOSHIHIKO OKA

RHO LT ZIP | 2008

ATOM LT JACKET | 2009

BOREA | 2001

アークテリクスを扱うようになったのは、1997年に店を始めた時から。92年ごろに仕事で行ったカナダで製品を見て、いつか自分で店を開いたら扱いたいと思っていました。そのころ日本に輸入代理店はなく、唯一販売をしていた「IBS石井スポーツ」に取り扱いをさせてほしいと頼んだところ、卸はしないということで、カナダの「MEC」からカタログ通販で買って店に置いていました。商品は、「アロー」の16と22、ワンショルダーの「クイバー」、あとは「アーバンファニー」という小判型の小さなウエストバッグ。1年くらいたったころ、「MEC」から「もう商品を送れない」と連絡があり、これは日本の代理店ができるのだと思って探したところ、サンウエストさんにたどり着き、正式に取引させてもらうようになりました。

もう25年以上扱っていますが、売る側をワクワクさせるような商品があるから、アークテリクスはおもしろい。売れなくてもいいから(売れた方がいいけど)、「売りたいから仕入れる」「おもしろいから売りたい」と思わせるものがあります。

そのワクワクした商品の代表が「アトム LT ジャケット」。出てきた時は胸が躍りました。ミッドレイヤーとしてフリース感覚で着られる化繊の中綿入りなんて、当時あまりなかったし、それまで外に着るものだったものを中に着るという、まったく新しい着方もおもしろかった。購入してから14年経ちましたが、現在も使い続けています。「ロー LT ジップ」は2、3年ごとに必ず購入する、昔から大好きな商品。「アトム LT ジャケット」との組み合わせで、たいていの山を登ってきました。国内の山を登る時のバックパックは、ほとんどが「ボレア」。アルパイン向けの「カムシン」や、バックパッキングの「ボラ」も好きでした。

当初、アークテリクスの認知度はなかなか上がらなかったから、ここ数年のブームには驚いています。アークテリクスには、流行に流されずにアークテリクスにしか作れないような、売り手をワクワクさせるものを作り続けてほしいと思っています。

bg