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飯田 崇士/モデラート店長
TAKASHI IIDA
HYLLUS HOODY | 2011
たしか2011年のディーラーズミーティングに「モデラート」の社長が参加した時、着用テストで使用したものを譲り受けたのが、この「ハイラス フーディ」です。それまでハードシェルはいろいろ着てきましたが、ハードフリースを使うのはこれが初めてでした。ちょうどこれを譲り受けたころから、僕がメインで「モデラート」を見るようになったので、社長からこのフリースと一緒に店を託されたような気がして、思い入れのある大切な一着です。
寒かった時のために必ず車には乗せていくけれど、僕らの行くエリアには保温性が高すぎて、行動中には使っていなかったのですが、アウターにもなるし室内でも着ていて楽なので、店に立つ時にはよく使っていました。ポケットのシームが剥がれたのと、「プロトン」が登場してそちらを着る機会が増えたので、以前ほどの出番はなくなりましたが、最近にはないパンチの効いた表生地と、鮮やかな紫色の裏地の配色が気に入っています。
「モデラート」は、もともとスノーボードショップからスタートしたので、当初はお客さんにレイヤリングや透湿性の概念がなく、「ゴアテックスは寒い」とか、「薄いのに高い」とかよく言われました。それで、機能や使い方を時間をかけて伝えていくうちに、アークテリクスの製品も少しずつ浸透していったように思います。長い間フィールド色を大切に販売をしてきたので、これからもアークテリクスのフィールドでの使い方を提案し続けていきたいし、今後もアークテリクスには本来のしっかりとしたもの作りを続けてくれることを望んでいます。