• ARC’TERYX MUSEUM

  • NEWS

  • OUTLINE

    • Exterior

    • Who We Are.

    • Product Innovation

    • ARC’HIVES

    • ReBIRD™︎

  • INFORMATION

  • EVENTS

  • BRAND PURPOSE

011

  • 佐藤 鉱治/テレマークスキーインストラクター・マウンテンガイド

    KOJI SATO

VERTICAL SV GLOVE | 2012

かなり年季が入っていますが、今も大切に使っているグローブ。最初から付いているフリースのインナーグローブは抜いて、気温やフィールドに合わせて、中のグローブをいろいろ変えて使っています。特にお気に入りなのは、「ベンタ SV グローブ」(2013年)をインナーに合わせるレイヤリング。最高に暖かく心強い組み合わせで、咄嗟のロープワークなども、「バーチカル SV グローブ」を脱いですぐに始められます。縫製のすばらしさと、ショート丈で扱いやすいところも気に入っています。

ALPHA SL PULLOVER | 2013

昔からプルオーバーが大好きで、アウトドアウェアだけでなく普段着でもよく着ているので、初めてこのアイテムを見た時は「これは!」となりました。お腹のポケットが大きくて、ガイドでお客さんを撮影するためのカメラなど、すぐに取り出したいものがたくさん入れられるのがとても便利でした。パックライトで、春のバックカントリースキーから早秋の登山まで、長い期間使用することができます。

ニュージーランドで、ワイン産地を繋ぐ「クラシックワイントレイル」という、全長600㎞ほどのコースを自転車でツーリングした時、春の嵐に遭遇してしまい、ほぼ毎日雨に降られました。慣れない土地で、地図やスマホを頻繁に確認しながら走る間、ずっと着ていたのがこのジャケット。この時もお腹のポケットが大活躍してくれました。

何度か撥水の再加工をしましたが、さすがにフィールドでの使用は厳しくなってきたので、今は普段着として愛用しています。

KHAMSKI 48 | 2013

最近はバックカントリー用ギアも軽量化や小型化が進み、バックパックも30L前後のものが主流になりましたが、ツアーに使えるバックカントリー用の大型パックは、ぜひ復活してほしいアイテムです。

「カムスキー48」は、トップを引き延ばせば2泊3日にも充分に使えて、ヒールフリースキーの醍醐味である、キャンプツーリングにちょうどいいサイズ。最近は「アルファ AR 55」を使うこともありますが、濡れたものを分けて入れられる荷室がなく防水スタッフサックが必要なので、やはり専用モデルが便利です。

志賀高原~野沢温泉のコースは、緩い起伏が続くヒールフリースキーの天国。「カムスキー 48」とBCクロカン(うろこ板)で出かけるキャンプツーリングは、まさにパラダイスです。

ARRO 22 | 1999

1999年、まだアウトドアの「ア」の字も知らないころ、音楽小僧だった僕は、楽器の機材を入れるための丈夫なバッグを探していました。当時名古屋郊外にあったこだわりの鞄屋さんを訪ねた時に、そこで紹介されたのが「アロー22」でした。初めて見る止水ジッパーや頑丈そうな材質、そして特徴的なデザインに魅せられて、貧乏学生であることも忘れ、値段も確認せず購入を即決したのを覚えています。

その数年後にアウトドアを始めてからは、デイハイクやマウンテンバイクなどにも、もちろん使いました。偶然出会った「アロー22」は、さまざまなシーンで使い続けてボロボロになってしまいましたが、思い出がたくさん詰まった人生初のアークテリクスは、使えなくなってしまった今も大切にとってあります。そして現在、テレマークスキーインストラクター、マウンテンガイドとして活動するようになっても、魅せられ続けられているアークテリクスプロダクトと一緒にいられることに、とても不思議な縁を感じています。

bg